古本の魅力を再発見する「著者検印」や前の持ち主の書き込み。ゆっくり古本屋に行きたいです。

アマゾンから取り寄せた古本がすごく古い!

本の奥付を確認してみると、初版昭和26年でこの本は昭和40年発行の24版目。

なんと「著者検印紙」まであります。

著者検印紙とは、著者が検印したことを記すハンコが押してある紙の事です。たいてい奥付にはってあります。書籍の海賊版等を防ぐため出版部数のチェックが目的だったそうです。

この制度は1959年に廃止されています。

この本の場合は訳者の「日高六郎」氏のハンコが押してありますね。

この方をググってみると・・・

日高 六郎(ひだか ろくろう、1917年1月11日 – 2018年6月7日[1])は、日本の社会学者。進歩的文化人の一人である。英文学者日高八郎の兄。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

なるほど。「六郎」氏の弟さんは「八郎」氏なのね。

昔の人は名前に無頓着でなかなか面白いし、六郎氏の生い立ちも楽しめます。

さらにこの本には、前の持ち主の書き込みがたくさんあります。

学生さんかな?すごく一生懸命に勉強してますね。

本を読みながら、前の持ち主の読み方も楽しめます。

やっぱり古本もすごく面白い!と思って、古本屋さんにこのような本を探しに行きたいのですが、ゆっくりと古本屋巡りするような時間がないですねぇ~。

苫小牧には古本屋さんが全然ないですし、本屋自体が毎年閉店の多い昨今ですので、なかなか難しいです。

時間がない時間がないと、こうしてウジウジしている間にどんどん古本屋がなくなってしまうかもしれないので、言い訳せずにちゃんと時間を作らないといけないですね。