読書の秋でメスをこじらせる
読書の秋ということで、そのことを言い訳にして読書ばかりしようとしてしまう今日この頃です。
もう少し寒くなったら庭仕事を再開しようと思っているので、それまで読書とプラモデルに集中です。
夏はブヨと日光湿疹がコワいので庭をほったらかしにしちゃう💦
最近、『生物の進化大辞典(三省堂)』を読み込んでいくうちに、生物とその進化についてメスをこじらせた方向へ読書が暴走しております。
オスっておまけ感が強いというか、メスの出来損ないなのです。
例えば人間がデフォルトのメス形態からどのようにしてオスへと変化していくかについては福岡伸一(著)『できそこないの男たち(光文社新書)』に詳しく書かれていますよ。
著者は「不細工な仕上がり(p162)」として女性器の形から男性器に作られる過程を説明しています。
私は別に女性優位とかフェミニストぶっているわけじゃなくて、単純に生物学として興味をもって楽しんでます。誤解しないでね💦
でも、哺乳類である人間の価値観で比較してはいけないとは思いますが、色々な生物のオスの悲惨な運命を本で読むにつれ同情心まで湧いてきます。
代表的な悲惨なオスといえばアンコウでしょうね。
この映像は学術雑誌『Science』に公開されたチョウチンアンコウの交尾映像です。
メスよりもだいぶ小さな体のオスは、メスを見つけると噛みついてメスに寄生します。
メスと組織的に同化してメスの一部になって、メスから栄養をもらうだけのただのコブみたいな存在になるんです。
そしてメスが産卵したときに精子だけを提供する、精子マシーンとなるんですね。
この完全なるヒモ男よ。
暗くて広くて出会いの少ない深海で交尾をするための作戦なんでしょうね。面白いです。
どんなに偉そうなオスでもちょっと同情心が湧いてきて、弱いくせに頑張ってるなぁなんて思えたりするから、この分野の勉強はやめられない~。
メスをこじらせてしまったぁ~😱