はなぞの認定こども園で歯科健診を実施しました

園のほうから1時間くらいでお願いしますと言われてしまった院長は、前日からかなり緊張していました。

1時間じゃ終わらないなぁ~ちゃんと見れないな~と心配してそわそわしてたんですが、無事に時間内で終われたみたいです。

たぶん時間がオーバーしても何のことはないような気がしないでもないですが「いや、時間内に終わらせる(キリッ)」と、院長が謎の使命感でかっこつけてましたよ。

皆様ご協力ありがとうございました。

月並みですがまた最近読んだ本のご紹介をしますね。

お笑い芸人コンビオードリーの若林正恭氏がキューバへ一人旅に行った時のことをエッセイにした『表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬』と

スウェーデンのジャーナリストのエッセイ『旅の効用 人はなぜ移動するのか』

この2冊を読んでまた旅への渇望を刺激されました。

結婚をする前の私は一人旅ばかりしていました。

もう遠い昔のことだし海外旅行よりも今は国内旅行をしたい気分なのですが、一人で巡った世界の国々を思い出して旅の醍醐味を反芻することができる本に出会いました。

どちらもエッセイなので寝る前に1エッセイずつ読むだけで、もう寝入るまでの時間が旅気分です。

若林氏のエッセイで特に印象的だったのは資本主義とキューバのような社会主義の国での細かい違いについてですね。

以下引用

社会主義国のキューバでは、コネがあるかどうかは結構重要なことのようだ。珍しい食材が手に入ると、コネがある順に情報が回るということもある。

(中略)

資本主義では高い金を払う順になるだろう。

資本主義では能力で差がつくことが多いですね。能力の判断基準があってるかどうかは別として、能力主義が合理的であり高い能力の対価としてお金を多くもらうことができるってことになってます。

一方、社会主義のような国で能力によってあまり差がつかないとなると何で差がつくのかといえば「コネ」となるのだなぁと。

それもまたちょっと歪んだ構造だなとも思いますね。バランスが難しい。

もう一冊の『旅の効用』については以下の引用を読むだけで十分でしょう。

著者が「旅」で何を重視して何を得ているのかがよくわかりますよ。

以下引用

外部の情報のみを通じて世間とコンタクトし、居間でメディアにかじりついていると、あっという間に人間嫌いになってしまう。メディアが伝えるのは悲惨な出来事ばかりだから、そんなことばかりに関わっていられないと思うようになるからだ。安全な自宅にいるのがベスト。と考えるようになってしまう。

だが旅をしている人は、新聞が日々報じているほど外がひどい状態ではないことを知っているし、問題が生じている地域にも幸福や美が存在することを心得ている。そして自分が住み着いている場所だけがノーマルで安全なところではないことも承知しているのだ。

今はネットの情報が早くて多くて密度が高いです。

だから旅をしなくても情報を十分に得られていると思うかもしれません。

でも実際にその場で体験しなければわからないこともたくさんあって、それを一度でも体験できたのなら、想像力はこの先の人生でずっと保ち続けることができると思います。

リアルな光やにおいが大切だし、人との交流も礼儀や作法うんぬんよりも、真心や思いやりが感じられるかどうかが大切なんですよね。

もうしばらく旅には出ていないんですが、そのうち院長を連れまわして旅に行きたいですね。

院長を有無を言わさず連れまわしますよ!

皆様もぜひ旅をしてみてくださいね。