『生物の進化大辞典』で興奮。年代測定は面白いし、ポリプテルスを愛でちゃう。
『生物の進化大辞典』養老 孟司 (監修) 、Steve Parker (原著)、日暮 雅通 (翻訳)
この本は、かなり分厚い本です。
でもカラー写真が多くて、ざっくりとわかりやすく生物の進化について学べるのです。
なのにお値段¥4,620!
お安い!
年代測定法の説明も載ってますよ。
測定法のひとつに放射性炭素年代測定法っていうものがあります。
炭素の放射性同位体(半減期 5730 年)C-14 が自然崩壊してC-12 になる半減期をもとにして年代測定をする方法です。
植物が光合成で空気中がから取り込んだC-14/C-12を調べて人為的に放出されたC-14の大気中濃度がわかったり、それを利用して年代測定が出来たりするんですよ。
他には人為的に放出された放射性物質セシウム-137を使う方法。
広島・長崎の原子爆弾や1960年代まで続いた水爆実験の数々、チェルノブイリ原子力発電所の事故などにより放出された放射性物質を利用して年代測定ができるんです。
これらの放射性物質、遠く離れた世界中の場所にちゃんと降り注いでます。びっくり💦
年代測定の世界もなかなか面白いんですよね~。
人類の活動だって年代測定に利用できる。
地球の歴史で考えると、ほんの一瞬の出来事なのかもしれないですねぇ。
生物の壮大な進化の歴史を想像すると自分がちっぽけな存在なような、偉大な生物進化の過程のような不思議な気持ちになります。
そうすると、普段の生活で気にしている悩みなんか、どうでもいいような気持ちになって、心が落ち着くんですよねぇ。
そんな精神安定剤のような効果は、我が家のペット『ポリプテルス』を眺めていても感じられますよ。
ポリプテルスは約4億年前の大型の魚類進化の時代であるデボン紀に現れたって言われているんです。
現代まで姿形をあまり変化させずに生き残ってきた「生きている化石」なんて言われる古代魚の仲間です。
肺呼吸とエラ呼吸の両方ができるんです。進化の分岐点のまま、変わらずにいるんですよね。
前のヒレでパタパタと地面を進む様子を見ていると、なんでそのまま陸上に来なかったのかなぁなんて思いながら進化のロマンを感じてしまうのです。
か、かわええ・・・。
人生に悩んだら、『生物の進化大辞典』を開いて、ポリプテルスを眺めよう!
そんな私を見かけたら、そっとしておいて・・・。