読書の秋、突入だー!

『物理法則はいかにして発見されたか』R.P.ファインマン(著)江沢洋(訳) 岩波現代文庫

この本は、ノーベル賞を受賞した物理学者ファインマンの一般向け講演を本にしたものです。

若い時に読んだのだけれど、また読みたくなって購入しました。

 

一般向けに噛み砕いて説明している内容なので、物理が専門じゃなくてもカジュアルに楽しめる本です。

 

何か基本法則に矛盾したことが起こっているようにみえても、法則のほうがまちがってることはまれでありまして、現象の詳細がまだ見えてないだけという場合がおおいものです。(p111)

 

物理学というのは、仮説から推論をして間違えながらも答えに到着しようとする学問なのですねぇ。

何かわからないことがあって、試行錯誤で真理にたどり着く方法は、物理も他のいろんなことも基本は同じなのかもなぁと、ぼぉ~っと考えてしまって、この本をまた読んでみようと思ったんですよねぇ。

難しいけど、おすすめの本ですよ。

物理がちょっとだけ好きになります。ファインマンさんがほんとに物理が好きなんだなぁってことが、この本でよくわかりますから。

 

『箴言集』ラ・ロシュフコー(著)武藤剛史(訳)講談社学術文庫

そしてもう一つの本を購入したきっかけは、先日読んだ『弱った心がラクになる 後ろ向き名言100選』鉄人社編集部(著)です。

その本にラロシュフコーの後ろ向き名言があって、とても感動しちゃったんです。

 

我々は、幸福になるためによりも、幸福だと人に思わせるために四苦八苦しているのである。(p194)

 

4世紀くらい前の文学者なのに、現代のインスタ映え現象を予言していたー!

というよりも、何世紀たっても人類は全然変わってない―!

 

もっと面白い名言があるに違いないと思って『箴言集』を購入してみました~。

岩波書店のものじゃなくて講談社学術文庫のものにしました。訳がわかりやすい気がするから。

 

われわれの美徳とは、たいていの場合、偽装された悪徳にほかならない。(p17)

 

もうね、冒頭からこんな感じですよ!

期待大です。読み進めるのが楽しみ😊

 

読書の秋に突入だー🎉